IMAPサーバで受信メールを管理する
メールを受信するにはメールクライアントソフトからPOP3サーバに接続して、読みたいメールをローカルにダウンロードしてから閲覧するというのが最も一般的な使い方ですよね。さて、今回 Postfix を利用するにあたり、いろいろTipsサイトをチェックしてみたら、Dovecotなるデーモンがメールを受信するのに必要なPOP3/IMAPサーバとしてナウい事が判明。
POP3サーバからメールを受信するとき、たいていのユーザーはある条件によって各フォルダへ振り分け処理をしていると思いますが、振り分け結果は各クライアント側にしか残りません。対してIMAPサーバではメールボックスをサーバ側に置くため、複数のクライアントからサーバに置いてある一意のメールボックス環境を閲覧・管理できます。デスクトップ機でフォルダ振り分けした結果は、ノート機でも同じに見ることができるという事です。サーバ側にメールボックスを置くという意味では、MicrosoftのExchange Serverでは当たり前に運用されていますが、Tipsを得るにも導入するにもいちいち金がかかるし、細かい融通が利かないし、なによりOutlookなんていうタコメーラを前提に設計されたと考えると、使う気になりません。
また、mboxからMaildirへ移行 - Linux Home Server Memo - 自宅サーバから引用させていただくと
遥か昔より、MTAのメール保存形式にはmailbox(mbox)という形式が使用されています。これは全てのメールを1つのファイルとして保存する形式で、/var/spool/mail/以下に新着メールを蓄えます。
もちろん今でもmboxは広く用いられていますが、扱うメールの件数・容量が大幅に飛躍した現在では、いささか役不足の感があります。
なにせ全てのメールが1ファイルになっているので、メール数が増え大きなサイズになった場合に、以下のようなデメリットが懸念されます。・処理速度の低下
・万が一ファイルが破損した場合の被害が大きい
といった懸念が残ります。したがって Postfix + Dovecot + Maildir という構成がなんとなくイイんじゃねーかなー感が導き出されるわけです。この構成にさらにSpamAssassinを上乗せして、SPAMブロック環境を実現すればほぼ完璧でしょうか。SpamAssassinについては、13Hz!: Postfix + SpamAssassin + DovecotでMaildirなメールサーバーにて導入方法が公開されているので、導入の際には参考にさせて頂こうかと思っています。
Postfix + Dovecot の導入では下記サイトを参考にさせて頂きました。
Linux Lovers -Fedora Coreで始めるサーバ構築-
Postfixを使用する
DovecotでPOP3/IMAPサーバの構築
後はSMTP-AUTHを実装させて、メール盗聴対策しとくのが吉ですね。Fedora CoreのPostfixは確かcyrus-saslにデフォルトで対応しているかと。(最近はリビルド&ソース弄らなくても良いから楽チン。)
ウチは複数の人にスペースを間貸ししている関係上、Postfix+SpamAssassin+courier-imap+dracって組合せで運用してます。(枯れたマシン+Vine2.6なのでここいらが限界。)
コメント by モランボン — 2005/8/7 日曜日 @ 17:42:08
うちもモランボンさんと同じような環境(Vine3.1ですが・・・)ですが、ここまでやると後はProcmailによる自動振り分けなんかもやりたくなるのでは?
私の環境では結局Postfixによる送信の方はほとんど使い道がなく、サーバーからのアラートが時々飛んでくるくらいです。むしろプロバイダのメールをFetchmailで自宅サーバに取り込み、自動振り分けするのがらくちんで気に入っています。
ってなのはいかがでしょうか?
コメント by Munyu — 2005/8/8 月曜日 @ 8:56:23
あ、procmailも勿論入れてますよ。
(Dracはコイツがないと動かないって理由もアリですが。)
以前はノートPCへ転送する用途などで活用していましたが、最近はスパム対策用のブラックリストレシピしか弄ってません。(゚Д゚;)
後は中国&韓国まわりのWin鯖狙った鬱陶しいウィルスメールを抹殺の為にAntiVirMailgateを使ってるくらいです。
で、ISPのメールを自宅鯖経由で振り分け受信するだけの用途だったら、仰るとおりFetchmail+procmailがベストでしょうね。
(てか、コレ位しか選択肢がありませんが。)
メールサーバーって極めたら凄い事が可能なんですが、ゴリ押しでAPopさえも使えないMS謹製タコメーラーが標準化されちゃってるので、店子達の利便性を考えると、枯れた技術しか使えないジレンマみたいなのはありますね。
日本語リソースは少ないですが、思い切ってQmailに乗り換えるって方向もありますけど。
コメント by モランボン — 2005/8/8 月曜日 @ 19:36:28
■モランボンさん
今回チョイスしたのは CentOS ですが、SMTP-AUTH な環境にするのも簡単みたいです。ただ、認証が暗号化されても結局メールサーバ間の転送はその限りに非ず… 悲しいです。自宅のネットワークへはSoftEtherでVPNトンネル作ってアクセスするので、IMAPサーバとの常時接続だけを考えればそれほど大問題ではないですけどね。
>店子達の利便性を考えると、枯れた技術しか使えないジレンマみたいなのはありますね。
店子を抱えてらっしゃる時のジレンマ、お察しします。うちの会社もOutlookマンセーな風土なので、とってもイライラします。
■Munyuさん
Fetchmail ですか。腰を据えてメール環境を整備するのは今回がほぼ初めてなので、初めて聞きました。調べてみましたが、便利そうですね。自分の場合はプロバイダ側にメール転送機能があるので、Fetchmail のお世話にはならずに済むかな?と思っています。どうかなー。
現時点の目標は、SPAMを学習し振り分けるという事ではなく、受け口をエイリアスで量産して、あるエイリアスアカウントにSPAMが届くようになったら該当エイリアスを消すことでSPAMそのものとオサラバしたい、と考えています。ただ、Fetchmail + Procmail の組み合わせは楽しそうですね。
コメント by Aizer — 2005/8/8 月曜日 @ 23:38:14
プロバイダからの転送の場合 プロバイダ→MTA→Maildirとなりますが、プロバイダ→MTAのところで迷子になりやすいと思うのですが。
その点Fetchmailは基本的にはPOPで取り込むのでその心配が若干少ないかと・・・さらに複数のプロバイダからまとめる場合に転送ではタイミングが重なって不具合を起こすことも考えられますが、Fetchmailは順番に取り込めます。
てなことからプロバイダメールの自宅サーバ管理を中心に考えるならFetchmail+Procmailかと、それにSPAM関連のソフトやフィルタをかませると幸せになれるかと・・・Procmailについては
http://www.jaist.ac.jp/~fjt/procmail.html
この辺が参考になりました。
コメント by Munyu — 2005/8/9 火曜日 @ 9:20:58
>プロバイダ→MTAのところで迷子になりやすいと思うのですが。
DDNSサービス利用中ですが、逆引き名が異なるので相手側サーバが受信してくれないといった悩みはあるものの、相手側から来たメールの受信についてはとくに問題ないようです。もープロバイダのアカウントは捨てアカウントですょ。
コメント by Aizer — 2005/8/9 火曜日 @ 11:54:31