縮小アルゴリズム
カメラのグレードを上げたおかげで写真の階調表現が滑らかになった気はするんだけど、なんだかサムネイル画質に密度を感じません…どうしてだろう。特にディテール密度の高い木々の葉っぱが、なんだかモヤっとしてるのが気になります。いままでまじめに考えたこと無かったけど、縮小アルゴリズムの影響を意識しないわけにはいかないようです。
画像処理系サイトをいろいろ見ていると、バイリニア法よりもバイキュービック法が高度な処理を行っておりアンシャープマスク効果もあってシャープになるそうです。シャープさを出したいならバイキュービック法が良いのか?
しかし、上のリンク先の画像を見比べると、その説明文とは裏腹にバイリニア法のほうが線が引き締まってシャープに見えます。バイキュービックのほうは黒い線を表すのに周辺ピクセルの色が混ざって中和されたように、薄くなって眠い印象を受けます。オレの目がおかしいのか? そこで自分でも縮小結果を試してみたんですわ。



木の枝葉に注目してみる。やっぱり、どうしてもバイリニア法の画像がシャープに見えます。バイキュービック法の画像は、葉っぱの周りにアンチエイリアス処理をかけたようになってエッジが滑らかで、かえってシャープさを失っている感じ。XnViewはフリーウェアながらバイキュービックでもバイリニアでもなく、別のアルゴリズムを使っているそうで、これもなかなかにシャープ。
これまではバイキュービック法で縮小したサムネイルに対してアンシャープマスクをかけていたんですが、バイリニア法で縮小しっぱなしのほうが良いと思いました。こんなこと考えてるのは写真撮った本人だけなんでしょうけど、他にもバイリニアのほうがシャープに見えると思う人が居ると嬉しいなあ。。。つうか、だいたい誰が最初にバイキュービック法のほうがくっきりシャープなんて言い出したんだよ。



はじめまして
バイリニアは「画像を拡大した場合にできるピクセルとピクセルの間、あいたスキマをできるだけ簡単かつ高速に補完して埋める」という方法であるため、画像の縮小は原理上不可能というか正しく行われません。
(リンク先の情報はその点ではすこし間違っています)
ですから、今回のサンプルの場合
バイリニアの方がシャープ
なのではなく、
あいたスキマを綺麗に埋められておらず、斜めの線はだんだんのギザギザになっている
というのが正解だと思われます。
バイリニアでは
簡単高速に処理するため
1ピクセル内に葉っぱと空両方があったけど葉っぱだけ/空だけどっちかが入っちゃった
バイキュービックでは
画像がもともともっていた情報を残そうとしているため
1ピクセル内に葉っぱと空両方があったので出来るだけ両方の情報を残そうと混ぜてみた
といった感じでしょうか。
どちらが良いということではなく、それぞれ目的、得意としているものが異なるというだけのことです。
XnViewでは
映像→リサイズ
サイズ変更→リサンプル
のプルダウンメニューにより各種アルゴリズムを選択できます。
初期設定はLanczos…かな?
MoonWing
http://maglog.jp/moonwing/
で配布されている「CGEffecterおにぎり」同梱のヘルプに
同ツールでサポートしているアルゴリズムにおける
得手不得手とおおまかな速度が記載されています。
配布物まとめ
http://omoikane.my-sv.net/soft.htm
で配布されている「ユーカリ」でも複数のアルゴリズムから選択してリサイズできます。
対象画像の特性や閲覧者の注目点・好みなどにより結果の良い悪いは左右されますので、
複数のアルゴリズムで得られた結果を比較することをおすすめします。
追記
IrfanViewは処理に不得意なアルゴリズムが指定された場合、使用者に黙って
別のアルゴリズムを使用する場合があるので、確認にはおすすめできません。
Comment by Astor — 2008/10/16 木曜日 @ 14:56:07
バイリニアがシャープに見えるのは仕方がないと思います。
でも、もっと小さくすればガビガビで何が何だかわからないと思います。
見たままをそのまま小さくするならバイキュービックではないでしょうか?
Comment by anishio — 2008/10/16 木曜日 @ 15:40:54
詳細説明感謝です。考えることがいろいろあるので、整理してからレス書きますね!
Comment by Aizer — 2008/10/19 日曜日 @ 5:24:28
コメント読む前に見比べてフツーにバイキュービックが一番だろと思った。
好みの問題かもしれんがー。
Comment by あんどう — 2008/10/19 日曜日 @ 12:52:35